2009年11月17日火曜日

They Were The Grays!


14日の封切り日に話題の映画『脳内ニューヨーク』を観た。
そして昨日16日、Jason Falknerの来日公演を観に行った。

『脳内ニューヨーク』の音楽は、Jon Brion

ジョン・ブライオンとジェイソン・フォークナー。
おいおい、The Graysじゃないか!

なんて昨日ふと気付いた。
そんなこと考えている人間が少なくとも50人くらいは
いるんじゃないか、この東京に、なんて。

The Graysの素晴らしすぎる唯一のアルバム
『Ro Sham Bo』がリリースされたのが1994年、もう
今から15年も前のことだ。

Paisley Undergroundの名バンドの若きギタリストとして
バンドに加入。「第三の男」であったJasonは、1stアルバム
リリース後に脱退し、自分がメインとなるバンドを結成すべく
The Graysを立ち上げた。
蓋をあけてみると、メンバーのJon BrionとBuddy Judge
がJasonと均等に曲を書くという結果になっていたが、
その内容は非常に素晴らしく、現在入手不可能なのが
もどかしいし、当時も全く顧みられなかったのが悔しい。

Jasonはその後1996年の『Presents Author Unknown』
皮切りにソロ・キャリアを積み重ね現在に至り、
Jon Brionは基本裏方に回り、プロデューサー、
映画音楽作家として頭角を現すようになる。

そんな二人が2009年の11月、東京でニアミス。
いや、ジョンは別に来日したわけじゃないけど。
飽くまでも僕の中でのニアミス。
だって、『脳内~』は2008年の作品で、ようやく日本で
公開された、ってだけのことだから。

長く音楽を聴いていると、いろんなことがあるなあ、と。
それぞれの映画、ライヴの内容に関して全く触れていませんが、
悪いわけがないでしょう、ということで。