2009年11月30日月曜日

Is This It?


先週末で劇場公開が終了し、週が明けてパッケージのリリースが
発表された映画『This Is It』、結局僕は2回観ることができました。

レコードも本もそうですが、複数回体験することで初回とは違う
感想がもたげたり、気付かなかった点に目が行ったりするものです。

この映画は、エンタテインメント業界に属する人間にとっては
いろんなことを考えさせられる内容を含んでいましたが、特に
僕が途中で気づいて「えーーーーーーーーーっ???」と
思ったことを一つだけ記しておこうと。

この映画というかコンサートリハーサルには、一切「譜面」が
出てこないんです。
ミュージシャンのリハ風景にも、コーラスの人の眼の前にも、
もちろんマイケルの近くにも。
イコール、音楽的な指示は、譜面上で交わされないってこと。
アンド、ミュージシャンもそれを譜面に起こしたり書き込んだり
しない、ということ。
全ては頭に、体に叩き込め、ということ。

それが素晴らしい、と単純に思うわけではないけど、
「完璧主義者」としてのマイケルを支える基本に、少年時代
体で覚えた経験があるのでは、とかまあ、
いろんなことを考えてしまいました。

映画を観た方も、観なかった方も、来年リリースされるDVD
もしくはブルーレイで確認してみてください。

もしかしたら特典映像では譜面が出てきたりしてね。
そうだったらごめんなさい、ですけど。

ちなみに僕は数種類あるパッケージの中では、これ
購入する予定です。