先週末で劇場公開が終了し、週が明けてパッケージのリリースが
レコードも本もそうですが、複数回体験することで初回とは違う
感想がもたげたり、気付かなかった点に目が行ったりするものです。
この映画は、エンタテインメント業界に属する人間にとっては
いろんなことを考えさせられる内容を含んでいましたが、特に
僕が途中で気づいて「えーーーーーーーーーっ???」と
思ったことを一つだけ記しておこうと。
この映画というかコンサートリハーサルには、一切「譜面」が
出てこないんです。
ミュージシャンのリハ風景にも、コーラスの人の眼の前にも、
もちろんマイケルの近くにも。
イコール、音楽的な指示は、譜面上で交わされないってこと。
アンド、ミュージシャンもそれを譜面に起こしたり書き込んだり
しない、ということ。
全ては頭に、体に叩き込め、ということ。
それが素晴らしい、と単純に思うわけではないけど、
「完璧主義者」としてのマイケルを支える基本に、少年時代
体で覚えた経験があるのでは、とかまあ、
いろんなことを考えてしまいました。
映画を観た方も、観なかった方も、来年リリースされるDVD
もしくはブルーレイで確認してみてください。
もしかしたら特典映像では譜面が出てきたりしてね。
そうだったらごめんなさい、ですけど。
購入する予定です。