Sondre Lercheの新譜はもちろんいいんだけど、
だってさ、タイトルが『Let's Change The World With Music』
ですからね。降参です。
実はこのアルバムは純然たる新譜ではないらしく、
1992年にリリース予定で進められていたアルバム用の
曲たちを基に仕上げられたらしい。
行う予定だったらしいけど、いろんな理由で1993年に
それは中断された。
結果、すべてPaddy McAloon一人で曲を作り、アレンジし、
演奏した打ち込み中心の作品となったわけだが、
それが余計に彼の「曲」を浮き彫りにする。
ライナーノーツを、パディ自身がアルバムのブックレット内に
2Pに亘って書いている。
「17年経って、ここで進めていた曲が、僕のこれまでの
曲の中でも結構お気に入りの曲があるって、気付いたんだ
(残念ながら『Good Vibrations』はないけどね)」なんて。
でもね、5曲目の「Music Is The Princess」、
8曲目の「Falling In Love」を筆頭に、否応なく胸を鷲摑みに
するメロディがここには散りばめられている。
プリファブ・スプラウトを好きで良かったなー。
新しいプロジェクトも進めているみたいです。
僕はひたすら、次の作品を待ち続けることにします。