『Under The Covers Vol. 2』がやっぱり素晴らしかったというお話。
えらく出来が良くて、感心しました。
「She May Call You Up Tonight」と同様くらいかと思われますが、
キャッチーなのにマジカルなハーモニーに惹かれてしまうこの
二人の嗜好がよくわかるわけです。
選曲、アレンジ(基本オリジナルに忠実)は申し分ないに、
男女のヴォーカルの振り分けも見事なナイス・アルバムなんですが、
最近のマシューものに共通する残念な点がひとつ。
最近、すべてのエンジニアリングをマシュー本人が手掛けることが
多いので、いい場合は最高に気持ちいい。
ただ、時々客観的な視点を忘れ、自分の気持ちよさが先行し、
結果バランスが悪い、ということがたまにあるのです。
この辺、難しいよねー。
自分が思ったとおりの音を作れている、と本人は思っているわけだから、
余計なお世話なのかもしれないからねー。
でもほら、かつてBrendan O'BrienやJim Rondinelliがmixした
マシューの音を聴いている者にはそんな意見がつい出てしまうのだなー。