2015年12月31日木曜日

wilsonic works 56


2015年も本日で終わり。

1年中『ハチミツ』の20周年トリビュートのことを考えて、
1年中スピッツのライヴ映像の編集作業をやっていた。

そんな年だった。

3月から公開がスタートした『スピッツ 横浜サンセット 2013 -劇場版-』は、
昨年から編集やミックスダウンの作業を進めており、年明け早々から
スタジオや映画館などで試写しながら最終形を固めて行った。

その作業が済んだら『JAMBOREE 3 “小さな生き物』
7月1日の発売に向け、3月〜5月にかけての制作。
スピッツはファンクラブ・ツアー “GO! GO! スカンジナビア vol. 6”や
VIVA LA ROCK出演などの合間を縫っての作業となった。

それが終わるや否や、明日2016年1月1日に発売日を迎える、
『THE GREAT JAMBOREE 2014 “FESTIVARENA” 日本武道館』に取りかかる。
5月の下旬から作業に入り、パッケージの最終チェックは11月まで、
足掛け7ヶ月。

2014年夏前くらいだったか。
『横浜サンセット』を劇場公開のみの映像作品とすることを決めた時点で、
全3作品の大体の時系列、パッケージのイメージは出来ていた。

2013年9月、アルバム『小さな生き物』の発売〜“横浜サンセット 2013”
の開催をスタート地点とした “FESTIVARENA” 終了までのスピッツの1年間を、
2015年初頭から約1年かけて展開して行く。みたいな。

決めたはいいけど、実際にやってみると作業に追われる日々だった。
僕なんか制作部分しかやっていないので大して忙しくなかったけど、
初めて取り組む映画というメディア、
日本ではここまで精巧なものはなかなかお目にかかれない
『FESTIVARENA』デラックスエディションの仕掛け絵本など、
関わったスタッフの尽力には感謝しかない。

3作品全ての映像監督は番場秀一。
赤レンガパーク、大宮ソニックシティ、日本武道館という会場、
劇場公開のみの映像と、パッケージ商品としての映像など、
それぞれをどう録り、どう編集するか、彼のヴィジョンには
大いに唸らされた。
1年半に及ぶ作業、本当にお疲れさまでした!

先ほど、自宅のTVで『FESTIVARENA』を久しぶりに観た。
スタジオで散々観た映像だけど、自宅で観るとこれがまた新鮮なのだ。
いつも書きますが、Blu-rayは画像ももちろん、音質も最高。
スピッツに限らず、視聴環境が整っているなら、Blu-rayおすすめです。

ということで、2015年最後のブログ更新は簡潔に終わります。
年明けて早々に2015年の総括したいと思います。

では皆さま、良いお年を。

p.s.
最近スタジオに籠りっぱなしで全然レコード屋に行けなかったのだが、
昨日久しぶりにタワーレコード新宿店に行けた。
『JUST LIKE HONEY』と『FESTIVARENA』を中心とした7Fの
展開、ちょっとグッと来るものがあった。
Twitterのタイムラインで見るいろんなお店のディスプレイとか、
熱いコメントとか、本当にありがたい。
来年も、お店が思いっきりプッシュしたくなるような作品を
送り出して行く所存であります!