2010年1月6日水曜日

wilsonic works 3 おとぎ話


フリーランスとなって初の年末年始。
大晦日も元旦も家にいて蕎麦や雑煮なども食べながら、
今月レコーディングする曲の詞の直しやチェックなどを、
電話やメールにて断続的に、五月雨式に。

という毎日を送りながらも、いわゆる「出社」をしていない
ので、いったいいつが「仕事始め」なのかがわからない。
不思議なもんです。

さて、今月は竹内のフリーランスとしての仕事で、初めて
スピッツ以外の作品がリリースされます。

4人組ロック・バンド、おとぎ話の3rdアルバム、
『FAIRYTALE』です。1月20日発売。

2008年の春から彼らのファンだった僕は、
彼らの作品をリリースしているUKプロジェクトのスタッフ
と親交があったこともあり、よくライヴを観させてもらったり
していたのだが、縁あって今回アルバム1枚を
がっぷり四つでプロデュースさせてもらうことになった。

すっごく楽しくて、すっごく勉強になった。
いっぱい考えて、いっぱい悩んだ。
彼らが描く、彼らの理想。
僕が描く、理想の彼ら。

2009年の春から曲の選定やアレンジに関わり始め、
ジャケットのフィニッシュの12月初旬まで約9ヶ月、
面白かったなー。
しばらく使わなかった筋肉を急に動かして
炎症を起こす、みたいな。
そしてそれが嫌な痛みじゃない、ような。
よくわかんないか。

おとぎ話は、これまでの2枚のフル・アルバムで
彼らのバンド・サウンドとしての特徴を確立していたし、
ソングライティングの基礎も出来ていたので(だから
僕は彼らのファンだったのだ)、ほんのちょいと僕が
背中押したり、助っ人呼んだり、そんな作業でした。

wilsonicという屋号でフリーランスを始めるに当たり、
自分自身のコピーを、

Enhance Your Music

としたんですが、まさにそんな感じ。
ちょっとだけ、「よく」しました。

それは、料理で云えば「盛り付け」だったり
「食器選び」だったり、コースの順序やお品書きの
デザインだったり・・・、そういうことなんです。

ちなみに、僕が関わることが最初は嫌だった、と
正直に語っているWEB JUICEでのインタヴューは
こちら(苦笑)。

適当な試聴サイトがないんで音を聴いてもらう術が
ないんですが、今までおとぎ話を聴いたことがある人も
ない人も、ぜひともどこかで試聴なりチェックなりして
ほしい。
そういうサイトがあったらまた改めて紹介します。

ちなみに新しいアルバムの音源はアップされていませんが、
おとぎ話のmyspaceはこちら
あと、アメリカン・インディ・ロック好き魂炸裂の

さて、今年もぼちぼち本格稼働だ!