2014年3月1日土曜日

my favorite domestic albums and EPs 2013


前回のブログの続きで、2013年お気に入り音楽の邦楽編28枚。
自分が少しでも関わった作品は除外した。
洋楽編同様、聴いた順で記述した。
見出しに埋め込んだリンクは、何かしら試聴出来るサイトなので、
気になる向きはぜひチェックのほどを。

おとぎ話 "THE WORLD"

迷いが無いときの彼らの無敵感はどのバンドにも勝る。
2013年、彼らはまたひとつ大きくなった。これからがますます楽しみ。

スカート "ひみつ"

現代日本ポップス屈指のメロディ・メイカー澤部渡。
何回もライヴ観てたけど、2013年から飛躍的に音源もライヴも
良くなったのではないか?

うみのて "IN RAINBOW TOKYO"

このアルバムに入っている「SAYONARA BABY BLUE」は、
曲として個人的に2013年邦楽ベストかも。
WWWでのワンマンも忘れがたい。

ROTH BART BARON "化け物山と合唱団"

リリースは2012年だけど入手が今年に入ってから。
2011年に初めて彼らのライヴを観たときもビックリしたが、
昨年久々に観たライヴで超絶曲が良くなっていて更に驚愕。
あわてて最新アルバムを購入。
現代アメリカン・インディと日本語の見事な融合。
奇跡のようなバンド。今年大暴れするはず。

キリンジ "Ten"

毎回唸らされる作品を産み続けて10枚目。
新生キリンジにも期待します。

THEラブ人間 "SONGS"

キャラクターやライヴ・パフォーマンス、詞の内容で
語られることの多い彼らだけど、実は曲がとても良いのです。
2ndが、1stに負けない粒ぞろいのアルバムってのは
そうそう作れないのに、彼らは見事クリアした。

本棚のモヨコ "夢の続きをもう一度"

これまでの作品で僕が思っていたいくつかの課題を、
彼らは一歩一歩クリアしている。頼もしい限り。

フジファブリック "Voyager"

これには脱帽した。
とにかく細部までしっかりと気を配って丁寧に、
そして誠実に作られた作品。
全部いい。全ての若手バンドはこれを一回聴いといたほうがいい。

tofubeats "lost decade"

最新作よりこちら。
ヒラメキのある音楽とは、こういう音楽。

SASAKLA "Spring Has Come"

前2作から飛躍的にクオリティが向上した。
殊にヴォーカルの質感、表現力に唸る。
とてつもないメンツで行われるライヴも含めてこれも現代の奇跡。

夕暮レトロニカ "夜が明ける"

作曲家として、ギタリストとして、非常にユニークな個性
を持ちながら、人懐こい音楽を奏でる。
久々の作品も安心印。もっといっぱいリリースしてよ。

吉澤嘉代子 "魔女図鑑"

新しい才能の登場にワクワクした。
「泣き虫ジュゴン」を聴くと、僕のほうが泣き虫になってしまう。

印象派 "Nietzsche"

音楽はもちろんのこと、バンド名、タイトルなど最高。
ここからどこへ向かうんだろう?という得体の知れない
感じがたまらない。

Negicco "アイドルばかり聴かないで"

2012年に少しBiSにハマりかけたくらいで(ワッキーにひと目惚れ)、
基本的にアイドルには踏み込んでいない僕だが、この曲は良かった。
細かいアレンジのくすぐりもいいし、「ざんねーん」ってめちゃキャッチー!

andymori "宇宙の果てはこの目の前に"

どんどん骨太のバンドになっていく。
風格すら感じる作風なのに、いつもザワザワする。

わたなべよしくに "でもでもでも"

2013年のライヴで出会ったいちばんの衝撃は彼ら。
ナード系アコースティック・ヒップホップ・フォークとでも云えばいいのか。
ここに収録されている「19」っていう曲の圧倒的な
郷愁感というか泣きじゃくり感はいったいなんなのだ。

三回転とひとひねり "回覧盤"

軽やかでちょっとドライで。メロディがすっと入ってくる。

peridots "concourse"

3枚目のアルバムで、最高傑作だと思う。
とにかく全体的に全く無理のないアルバムで、しかも曲がみんないい。
今の日本で、肩に力を入れずに良い曲を作るのは何かと難しいんだが、
タカハシコウキ遂にやりました。

Contrary Parade "アイネクライネリヒトムジーク"

バンドからソロ・ユニットになった彼女の、これが1stフルアルバム。
メロディへのフェティシズムが半端ない。
サウンドもいろんなゲスト・ミュージシャンを迎えてヴァラエティ豊か。

おおたえみり "ルネッサンス"

実は残念ながらこのミニアルバム、彼女のライヴの
凄まじさの1/10くらいしか伝えられていない。
というかあの才能をCDに閉じ込めるのは不可能なのか?

橋本拓也 "Free Energy Study"

この人のこと全く知らないしライヴも観ていないんだけど、
放っておいてはいけないんじゃないか、と思っている。
端正なメロディと淡々としたヴォーカル。好きだこういうの。

あらかじめ決められた恋人たちへ "ドキュメント"

ライヴでの「持って行かれる」感じもすごいけど、
CDはCDですげー良い。

The Cheserasera "Drape"

タワレコ限定の100円シングル。
表題曲はライヴでさらに輝きを増す。
今年に入って出たミニアルバムも傑作。
2014年期待のブライテスト・ホープなんじゃないの?

長澤知之 "黄金の在処"

デビュー前から彼の異能振りを知っていたけど、
このアルバムは最高傑作じゃないすかね?

オワリカラ "踊るロールシャッハ"

シングル曲ってのはこういうもんだ、という見本のような曲。

曽我部恵一 "超越的漫画"

毎回彼の熱量には驚かされるけど、今回は格別。

HAPPY "Lucy EP"

彼らを巡って業界が騒然としていた2013年後半。
僕も純粋に彼らの音楽やライヴが好きで、ファンになった。
このEPには大好きな曲が2曲入っている。
最初に買った盤は、CDの盤面にスプレーがかかってしまっていて、
ターンテーブルに載せても音が出なかった。
次のライヴでメンバーに文句云ったら、ごめんなさいと新しいのをくれた。

僕のレテパシーズ "ぴりぴりのファースト"

ライヴでの古宮くんはいつも不機嫌そうに見えるけど、
実はシャイなだけなんだと思う。
自分がシャイなことに腹が立つ、くらいの。