来月で結成23年を迎えるバンド、スピッツ36枚目のシングル、
「つぐみ」が6月23日に発売になります。
この、「発売になります」っていうのは一応これまでの慣例に
ならって、CD、いわゆる「パッケージ」が発売になる日、
のことを指すわけですが、この辺今後どうなんだろ?
メジャー、インディを問わず、多くのアーティスト、レコード会社が
パッケージとしてのシングルリリースしない、「配信シングル」
という概念を採用しておりますが、これの場合は
発売日イコール配信開始日。
今回のスピッツは、初めて着うたフルⓇをパッケージに
先行させて配信しています。
6月9日よりMUSICOにて。
これは表題曲「つぐみ」1曲のみです。
特に若い層の音楽ユーザーは、シングルのパッケージを
購入しないで表題曲の着うたフルⓇをDLするのみ、という
パターンも多く、こういう人にとっての「発売日」はパッケージ
関係ないもんなー、とか。
今回のシングルのパッケージには、カップリングに
今までやってきていない試みとして、最新ライヴ音源を2曲
収録しています。
2曲のうち1曲は表題曲「つぐみ」、もう1曲も今回の
ツアーで初披露の「恋する凡人」。
「恋する凡人」に関してはスタジオ録音ヴァージョンという
ものがこの世に出ていない段階でのライヴ・テイク先行発表
ということになります。
昔、そんなライヴ盤にしか収録されなかった新曲、なんてのが
結構ありましたよね、特にフォークには多かったような。余談。
渋谷HMVの今夏閉店が象徴するように、
音楽パッケージビジネスの今後は非常に不透明ではありますが、
人一倍パッケージを買い続ける者の一人として、
多くの方に満足いただけるパッケージ
(イコール、僕も買いたいようなもの)を、
これからも模索していこうと思います。
とはいえ、さすがにCDやらレコードやらで生活スペースに
無理が生じすぎて二進も三進も行かなくなっている昨今、
CDなんか全部売ってしまえー!と発作的に思ってしまう
自分も月に一回くらいいるんです。
別に冗談じゃなく。
ま、その件に関してはまた別の機会に。