2009年12月2日水曜日

Jay Farrar & Ben Gibbard


Son VoltのJay Farrarと、Death Cab For CutieのBen Gibbardが
一緒になって作ったアルバムを、「へー」なんて思いながら
タワー新宿で購入したのが約1ヶ月くらい前だったか。
というタイトル。

以来何度か聴いているんだが、その全体を貫く非常に
オーセンティックなカントリー・ロック的佇まいが今の僕には
たまらなく心地よい。

いわゆるオルタナ・カントリーのど真ん中を歩んできたJay Farrar
がこういう音楽をやることに全く違和感はなかったけど、
The Postal Service~Death CabのBen Gibbardが正面切って
カントリーと対峙するってのが新鮮。
そんでまた彼のヴォーカルがいいんだ!
1曲目の「California Zephyr」とか4曲目の「All In One」あたり。

ところでこのアルバムは、『One Fast Move Or I'm Gone 』
という映画のサウンドトラックということらしい。
映画は、証言で綴るドキュメンタリーみたいなやつなのかな?
盤のタイトル通り、Jack Kerouacの『ビッグ・サー』を音楽にした、
ということらしいのですが、僕はビートニクとかこの辺にとにかく
疎いので、うかつな説明はしません。
このページでいろいろ調べるとわかると思いますので、
興味のある方はどうぞ。

最近のUSチャートでは、相対的にカントリー・ミュージック
(を含有する)音楽がかなりの率を占めています。
CMAのみならず、AMAでも話題独占だったTaylor Swiftは、
まさに2009年のアメリカを象徴する音楽家でしょうし、
Carrie Underwoodとかもビルボード1位。
白人女性シンガーで、カントリーの香りのしない人を探すほうが大変です。

Shania TwainThe Dixie Chicksがあまり受け入れられなかった
日本ですから、これからもカントリー入った音楽は広く
受けることはないのでしょう。
かくして、日本「洋楽」市場の中のアメリカ占有率は、ますます
低くなって行く、という予測が立つのでした。

ところで前述のジェイ・ファラーとベン・ギバードのアルバムですが、
2時間超のドキュメンタリーDVDが付いたデラックス・エディションが
存在するんですが、ほしい。非常にほしいぞ。