2012年4月18日水曜日

wilsonic works 19


今日4月18日は東京カランコロンのニュー・シングル、
「×ゲーム」の発売日。
昨年の「少女ジャンプ」同様、プロデューサーとして関わった。

「少女ジャンプ」のメイン・ヴォーカルはせんせいだったけど、
今回のメインはいちろー。
彼の伸びやかなハイ・トーンが活きるメロディックな楽曲。
なんか、曲ももちろんだけど、詞の評判も良いみたい。

これまでの東京カランコロンは、すべての作詞作曲編曲を
バンド内で賄ってきたけど、今回の表題曲「×ゲーム」には、
共同アレンジでcafelonの石崎光くんが参加しており、
カランコロンのサウンドに華を加えてくれている。

光くんは多分このブログでいちばん頻繁に名前が出てくる
ミュージシャン & プロデューサーなのではないかな?
来週も彼の名前登場の予定w
つまり、僕がここ数年、最も信頼しているアレンジャー、
サウンド・プロデューサーの一人である、と。
ホント、いつも期待以上の貢献をしてくれて、
毎回多くの刺激を与えてくれる。

カップリングの「true! true! true!」はライヴでの超人気曲
の待望の音源化。こちらもメインはいちろーで、ファルセットを
駆使した80‘s的ダンサブルなアッパー・チューン。

音源としては以上の2曲だけど、CD-EXTRAで4曲の
ライヴ映像が収録されているのがまたお得。
ライヴに定評のある彼らの、今年1月に開催された、
"ワンマ ソフェス2012"での映像をお楽しみあれ。

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そんなニュー・シングルの発売日だった本日。
僕は都内某スタジオでレコーディングをしていたのだが、
殊の外作業がスムーズに進み、19時にはお役御免となった。
おかげで行けないと思っていた東京カランコロンの
新宿LOFTでのライヴに駆けつけることが出来た。

曲が出来た頃、アレンジがなかなか固まらないままに
試行錯誤でライヴ演奏されていた「×ゲーム」が、
今日はすっかりと彼らの代表曲のように響いていた。

カランコロン自身のバンドとしてのスキルアップもあるし、
バンドと石崎光くんとでいろんなアレンジのアイディアを
出し合って出来上がった、という経緯の結果でもある。


ひとつの曲が、デモや弾き語りの状態から完成品に
出来上がるまでの経緯を見守ったり監督したりするのが
僕のメインの仕事。
そこにルーティンはない。毎回新しいことが起きる。
だからこの仕事はいつも新鮮で飽きることがない。

その積み重ねで、今日みたいにバンドや曲が着々と
"成長"していく経過を一緒に体験、もしくは目撃出来る。
これこそこの仕事の醍醐味だよなあ、と改めて。

ロフトに行けてよかったなー。
レコーディングをサクサク進めてくれた某アーティスト
にも感謝だなー。
っていうか、こういう流れって偶然やラッキーじゃなくて、
絶対そのライヴは観ることになってるんだよ、とか。
まあいいか、そんな話は。

そんなわけで急成長中の東京カランコロンの
ニュー・シングル、「×ゲーム」をよろしくです。
毎回素晴らしいアートワークは古賀鈴鳴さん。
今回はカランコロン史上最もヴィヴィッドな色遣いですね。

そして、メンバーの役者魂炸裂?のMVも必見ですよ。