2011年12月20日火曜日
wilsonic works 17
昨日深夜、来年2月1日にリリースするスペシャル・アルバム、
『おるたな』のニュースが発表されたけど、今日は12月20日。
ライヴ映像作品『とげまる20102011』の店頭入荷日なので、
今日はそちらのことを。
2009年にリリースした『JAMBOREE TOUR 2009 ~さざなみOTRカスタム
at さいたまスーパーアリーナ』から2年ぶりとなるライヴ映像作品。
アルバム『とげまる』リリース前の2010年6月の神奈川県民ホール、
リリース後、2011年7月のさいたまスーパーアリーナという、
2会場の模様を、『とげまる』収録曲を中心に全19曲を編集したもの。
監督は前作に引き続き番場秀一。
そして今回、いつものDVDに加え、スピッツにとって初の
Blu-rayフォーマットでのリリースというのもトピックだ。
Blu-ray、既に導入されている方はご存じでしょうが、
情報量ホントにハンパないっすね。
今まで、ユーザーとしてBlu-rayを体験してはきたけど、
今回は作り手側として初めてそれに触れてつぶさにわかった。
映像はもちろんのこと、音もDVDとは全然違う。
ましてやCDなんて相手にならない。
詳しいお話はここではしませんが、要するに扱える情報量が
Blu-rayはDVD(もちろんCDも)に比して桁違いに増えているので、
作り上げた音そのものを再生できる、というわけなんです。
CDやDVDではどうしても圧縮せざるをえなかったものが、
Blu-rayではそのまんまお届けできる。
これはすごいことですよ。
(注:DVDオーディオはまた別物なのでお間違いなきよう)
よっぽど酔狂な人じゃなければBlu-rayとDVD両方買う人なんて
いないと思いますが、もし較べる機会があったらぜひとも試してほしい。
今どきのテレビなら、その違いがわかるはずだから。
残念ながら、今はまだBlu-rayのほうがDVDよりもやや割高に
なっているけど、もしBlu-Rayの再生装置をお持ちなら、迷わず
そちらをお勧めします。
もちろん、DVDが全然ダメ、とかそういうことではない。
DVDの中で出来る最善を尽くしていますので、そこはご心配なく。
さてさて、フォーマットの話はこの辺にして、今回も初回限定版
にはいろんなオマケが付いています(DVD、Blu-rayともに)。
まず、映像のボーナス・ディスクは、
2005年11月27日にZEPP TOKYOで行われた
SPITZ JAMBOREE TOUR "あまったれ2005" から8曲。
約6年前のスピッツのライヴハウスでの模様が観られます。
本編ディスクがアリーナとホールなので、このボーナス・ディスクで
3種類の大きさのステージでのスピッツが楽しめる、という趣向。
『放浪隼純情双六』という、長尺の限定ライヴDVDを
出した後のツアーで、当面商品として出す予定が無かったので
後々のために撮り溜めていたものの一つ。
2009年、2011年とその後のライヴ映像商品が発売されることで
いよいよ発表のタイミングを逃してしまったため(笑)、
今回遂にボーナス映像として初お目見えと相成った。
ライヴハウスならではのアグレッシヴなステージング、そして
本編より6歳若いスピッツをお楽しみください。
さらに初回版には、前回好評だったライヴCDが今回も2枚。
映像本編はさいたまスーパーアリーナと神奈川県民ホールの
映像が入り乱れる曲順になっているが、CDは神奈川で1枚、
さいたまで1枚、という全くの別編集になっている。
映像には含まれていない部分もあったりするので、違いを
見つけてニヤニヤしていただければ幸いです。
ところで。
今年、スピッツはCDを1枚もリリースしなかった。
3月に予定していて4月に延期になった『とげまる』のアナログ、
ミュージック・ヴィデオ集『ソラトビデオCOMPLETE 1991-2011』、
そして今回のライヴ映像作品と、CDフォーマット以外のものだけ。
ドラマ主題歌「タイム・トラベル」は着うた®のみ。
2003年以来ですかね、シングルもアルバムも出さなかったのは。
ま、そういう谷間もあります、長いことやっていると。
ただ、CDというフォーマットが存亡の危機にあることは確か。
登場以来30年。もう役目は終えたのではないか?、とか。
その辺のことはまたいずれ。
年の瀬です。
年内もう一回くらいこのブログ、更新したいと思っている。
けど、どうなることやら。