2017年7月23日日曜日

wilsonic works 73


今年に入って、2月に1回ブログを書いただけで、ずっと放置していた。
反省して、これからはもう少しコンスタントにブログを更新しようと思った。

あと、前にも書いたことだけど改めて。
ここ数年、自分の仕事報告だけに終始しているが、本来は
自分自身の備忘録として気に入った音楽や書籍や映画や人物などの
ことを書いていたので、そういう形に少し軌道修正もしたい。

とはいえ。
2017年も折り返したところで、2月のウルトラタワーのアルバム以降、
世に出た自分に関係のある音源などに関してまとめます。
で、まずはこれ。


Official髭男dism『レポート』(4月19日発売)

このアルバムに収録されている7曲のうち、僕が関わっているのは2曲。
「異端なスター」と「イコール」という曲だ。
この2曲は2016年にレコーディングされ、発表の機会を待っていたものだ。
「異端なスター」はライヴで披露される中、レコーディングしたものから
一部歌詞が変更となった。
発表するなら歌を録り直さねばならない。
ということで、アルバムの他の曲でタッグを組んでいるエンジニアの
井上うにさんと録り直し、ミックスもやり直すことになった。

なので、「異端なスター」は半分だけディレクター、
「イコール」は100%ディレクター、ということになる。

しかしOfficial髭男dism、曲も演奏もどんどん進化しているなー。
最新デジタル・シングル「Tell Me Baby / ブラザーズ」が7月21日に
リリースされたばかり→SpotifyApple MusicLINE MUSIC

音楽をいっぱい聴いて、バンド内外のミュージシャンから刺激を受け、
自分たちの音楽に還元していく。
何よりも、放たれる音から、音楽をする歓びが溢れているのがいい。
すげーことやっているのに、小難しく聴こえず、あくまでもポップ。
彼らには “バンドによるエンタテインメント” を極めてほしいと、心から思う。




2017年2月10日金曜日

wilsonic works 72


 今週2月8日、ウルトラタワーの新しいミニ・アルバム『灯火』が発売となった。
メジャー・デビュー以来、ずっと一緒にレコーディングしている彼ら、
今回も全面的にプロデュースに関わらせてもらった。

『灯火』、ウルトラタワーの最高傑作なんじゃないかと思う。
曲作りにじっくりと時間をかけることが出来、曲によっては
ライヴで曲を育てることも出来たことが功を奏している。
また、これまで作詞はギターの寺内、作曲はヴォーカル&ギターの大濱という
分業制を貫いてきた彼らだが、今回は1曲だけだが大濱が作詞している。
こういう新たな試みも、バンド内に刺激を与えているのだろう。

エンジニアはこれまたメジャー・デビューからずっとお世話になっている
mixmix佐藤雅彦、ドラムテックは前作に引き続き藤井寿光
気心知れたスタッフとの作業はスムーズ且つクリエイティヴ。
マンネリにならず、常に新しい視点や考え方を示してくれる
スタッフは、バンドにとって本当に心強いもの。
いろんな人と関わってみるのもいいけど、信頼出来るスタッフと
長く仕事を続けられるのもまた幸せなことだと思います最近特に。

昨年先行DLシングルとしてリリースされた『ファンファーレが聴こえる』
のMVはこちら。
3月にはリリース・ツアーもあります。
これは見逃さないほうがいいと思いますよ。

今回僕はアートワーク周りには関わっていないんだけど、アーティスト写真は
前回に引き続き中野敬久。中野さんはスピッツ『醒めない』タイミングの
写真もやってもらっている。
今の日本のフォトグラファーでいちばん信頼しているかもしれない。
いつも最高。


p.s.
今年に入って最初のブログ更新で、前回から3ヶ月以上開いてしまった。
なんかブログの書き方忘れちゃった。
最近はツイッターもRTしかしないしなー。
でも、書きたいことはいっぱいある。

今年の目標。
仕事と関係ない音楽や映画、書籍や日々考えていることなどを、
出来るだけブログに書く。
このブログ、始めた当初はそういう感じだったのに、ここ3年くらい、
自分の仕事のことしか書かない状態になっているからね。
ということで、今年はいろいろ書こうと思います。
ときどきチェックしてみてください。