2010年1月31日日曜日

Al Jardine on iTunes


The Beach Boys来日公演は結局10公演のうち、
5公演を観ることができました。
おかげで財政は大変なことになっておりますが、
こういうことのために働いているんだからしょーがない、
と言い聞かせております(誰に?)。

さて、その来日公演に関する自分なりの総括は近々
やろうと思っていますが、今日は唐突にAl Jardineネタ。

もうずーっと前からリリースするする、と云っている
待望の新作、というか初のスタジオ・レコーディングによる
ソロ・アルバム、『A Postcard From California』はまだ
リリースされていませんが、今回は2002年にリリースされた
ライヴ盤、『Live In Las Vegas』について。

正式なアーティスト名表記は、
Al Jardine, Family & Friends。
永らく廃番状態なので結構なプレミアがついているようです。

このライヴには、Brian Wilsonの娘であるWendy & Carnie、
つまりWilson Philipsの「Wilsons」がいたり、
Alの息子であるMattとAdam Jardineがいたり、
そのバンド名に恥じないわけですが、実はこの
ライヴ盤に今回のMike's BB5来日でもベースを
弾いていたRandell Kirschも参加しているんです。

そんなこんなでこのアルバムのことを調べていたら、
iTunesが大変なことになっていることに気付いたのです。


アルバム・タイトルは一緒なのに、CDと曲名が全く違う!
これはヤバイと早速DLしてみたところ、内容はCDと
完膚なきまでに同じ内容でした・・・(泪)。

なんだろこれ。
金返せiTunes。
この未曾有の経済危機に全くもって無駄な出費。

しかしなー、この曲目なんだろ?
ところどころにJan & DeanTommy James
そしてFive Americansなんかが隠れていますが、
どうしたらこんな間違いが起こるのか、さっぱりわからん?
そしてこれをiTunesに教える術はあるのか?
ちょっとコンタクトしてみようとようやく思ってきた今日この頃です。

なんだろこのブログ(反省)。

p.s. ちなみにこのアルバム、USのiTunesでは売られていない。
これまた謎です。

2010年1月20日水曜日

Spoon's New Album is Now Available


本日は僕がプロデュースで関わった、おとぎ話の3rdアルバム
『FAIRYTALE』の発売日。昨日、タワー新宿に行ったら
レジ前の特等席で展開されていて、嬉しくなった。

発売に合わせて特設サイトも公開、メンバーによる各曲解説やら
何やら、結構楽しめますので気になる方はぜひ。

さて、奇しくもおとぎ話と発売日が重なった(?)、
今やMergeレーベルを代表するバンド、
SPOONのニュー・アルバムについて。

昨日amazonから届いて、クレジットなどをチェックしていたら、
Thanksとかの下に1行、こう書いてあった。

BUYING RECORDS IN RECORD STORES IS COOL.

うーむ。
今や、NYにもLAにもほとんど新譜レコード屋が存在しなく
なっているアメリカの現状に対しての発言なのだろう。

これだけだったらまあ、「煽り」とか「嘆き」的な意味かなあ、
と思ってそのままにしていたかもしれないが、昨日から今日に
かけて彼らのtwitterで、「ここのレコ屋で俺らの新譜が買えるよ」
というツイートがいくつもつぶやかれていたのだ。
彼らは本気でした。

レコード屋で買おうよ、と。
パッケージを買ってよ、と。


週に2回はレコ屋に行くけど、それ以上に各国のamazonを
はじめとするネットのレコ屋で買い物している自分は
どうなんだろなー、と考える。

あと、もしかしたらもう別にパッケージじゃなくてもいいかも、
なんて思い始めている自分。

クールじゃねーのかもなー。

この辺、しばらく答えは出そうにないけど、2010年の1月の
自分のこういったモヤモヤを記録として残しておこう。
今日はそれだけです。

あ、SPOONの新譜、実はまだ聴いていません。
だって、内容は鉄板でしょ。
あと、彼らのツイートには、iTunesでも買えるよ、というのも
あるから、別にDLを否定しているわけでもない。
ただ、どっちがクールか、ってことなんだよね。


っていうことで、今日からビーチボーイズ来日公演スタート!



2010年1月6日水曜日

wilsonic works 3 おとぎ話


フリーランスとなって初の年末年始。
大晦日も元旦も家にいて蕎麦や雑煮なども食べながら、
今月レコーディングする曲の詞の直しやチェックなどを、
電話やメールにて断続的に、五月雨式に。

という毎日を送りながらも、いわゆる「出社」をしていない
ので、いったいいつが「仕事始め」なのかがわからない。
不思議なもんです。

さて、今月は竹内のフリーランスとしての仕事で、初めて
スピッツ以外の作品がリリースされます。

4人組ロック・バンド、おとぎ話の3rdアルバム、
『FAIRYTALE』です。1月20日発売。

2008年の春から彼らのファンだった僕は、
彼らの作品をリリースしているUKプロジェクトのスタッフ
と親交があったこともあり、よくライヴを観させてもらったり
していたのだが、縁あって今回アルバム1枚を
がっぷり四つでプロデュースさせてもらうことになった。

すっごく楽しくて、すっごく勉強になった。
いっぱい考えて、いっぱい悩んだ。
彼らが描く、彼らの理想。
僕が描く、理想の彼ら。

2009年の春から曲の選定やアレンジに関わり始め、
ジャケットのフィニッシュの12月初旬まで約9ヶ月、
面白かったなー。
しばらく使わなかった筋肉を急に動かして
炎症を起こす、みたいな。
そしてそれが嫌な痛みじゃない、ような。
よくわかんないか。

おとぎ話は、これまでの2枚のフル・アルバムで
彼らのバンド・サウンドとしての特徴を確立していたし、
ソングライティングの基礎も出来ていたので(だから
僕は彼らのファンだったのだ)、ほんのちょいと僕が
背中押したり、助っ人呼んだり、そんな作業でした。

wilsonicという屋号でフリーランスを始めるに当たり、
自分自身のコピーを、

Enhance Your Music

としたんですが、まさにそんな感じ。
ちょっとだけ、「よく」しました。

それは、料理で云えば「盛り付け」だったり
「食器選び」だったり、コースの順序やお品書きの
デザインだったり・・・、そういうことなんです。

ちなみに、僕が関わることが最初は嫌だった、と
正直に語っているWEB JUICEでのインタヴューは
こちら(苦笑)。

適当な試聴サイトがないんで音を聴いてもらう術が
ないんですが、今までおとぎ話を聴いたことがある人も
ない人も、ぜひともどこかで試聴なりチェックなりして
ほしい。
そういうサイトがあったらまた改めて紹介します。

ちなみに新しいアルバムの音源はアップされていませんが、
おとぎ話のmyspaceはこちら
あと、アメリカン・インディ・ロック好き魂炸裂の

さて、今年もぼちぼち本格稼働だ!



2010年1月1日金曜日

Don't Worry Baby


世界でいちばん好きな曲は、The Beach Boysの「Don't Worry Baby」。

これは多分、一生変わらないことなのだろう。

で、もちろんビーチボーイズのヴァージョンが最高なのは当たり前、
それでいて僕はこの曲のカヴァ・ヴァージョン集めにとても熱心
だったりするのです。

現状、僕のiTunesには42ヴァージョンの、本家およびブライアン以外の
ヴァージョンが登録されていますが、まだまだいっぱいありそう。

2010年、もう少しコレクター的にも「Don't Worry Baby」を
掘り下げてみようかな、なんてふと思った元旦真夜中更新でした。

あけましておめでとうございます。